SMPTEカラーバーで見る色補正値

 

 

基本的な見方は本家本元、GNBの館で解説されてます。

 

 

PCスケール(0〜255)範囲内でのCCIR601(16〜235)範囲 

 

波形表示プラグイン『補助線をCCIR601用にする』チェック有り 

オリジナル状態 どうでも良くないので書きますが、カラーバーの右下の黒い部分は5本のバーが見えてるハズです。5本見えない人はモニターの調整が出来てません。

波形表示プラグイン CCIR601用になってます。一回り範囲が小さいです。

 

 

 

 

上のPCスケール(0〜255)範囲内でのCCIR601(16〜235)範囲でキャプチャする設定に調整した場合、PCスケール補正(に準ずる補正)は最終的に必要です。

 

 

PCスケール補正 Y/C伸張されてY値16〜235が0〜255になりました。

 

波形表示プラグイン『補助線をCCIR601用にする』チェック無し

AviUtlでPCスケール補正。実際にAVIにエンコードする時は-5%輝度は消えてしまいます。PCスケール補正されてる上のカラーバーでは-5%は見えませんね。どうでも良くないので書きますが、カラーバーの右下の黒い部分は2色(3本)表示されてます。真っ黒1色にしか見えてない人はPCモニターの調整が出来てません。

波形表示プラグイン CCIR601用チェック無し。

 

PCスケール補正のみだと若干彩度が足りていない感じです。ヒストグラムも揃ってませんし。

 

 

 

PCスケール補正 + 拡張色調補正cb(gain)+6 cr(gain)+6

 

波形表示プラグイン『補助線をCCIR601用にする』チェック無し

AviUtlでPCスケール補正。実際にAVIにエンコードする時は-5%輝度は消えてしまいます。PCスケール補正されてる上のカラーバーでは-5%は見えませんね。どうでも良くないので書きますが、上のカラーバーの右下の黒い部分は2色(3本)表示されてます。真っ黒1色にしか見えてない人はPCモニターの調整が出来てません。輝度は弄ってないので変化無し。

PCスケール補正のみだと若干彩度が足りない感じなので拡張色調補正でcb(gain)+6 cr(gain)+6してみました。これできっちり揃いますね。AviUtlのPCスケール補正のみでは彩度が補完しきれてないようです。なお、これはルジさんのY/C伸張フィルタ(デフォルト設定)にも言えることです。

 

 

ここまでの補正で止めるとどんな場面でも間違いにはなりません。

しかし、実際にPC画面で見たときは色合いがもの足りないと思います。(オーバーレイは弄らない)

そこで、無理やり彩度の限界値を考えてみます。

 

 

 

PC専用補正

 

PCスケール補正 + 拡張色調補正cb(gain)+106 cr(gain)+106

PCスケール補正+cb(gain)+106 cr(gain)+106

と言うよりも、

PCスケール補正+cb(gain)+6+100 cr(gain)+6+100

が適切かも。

 

Y値、Cb値、Cr値、全て0及び255ラインまで到達してます。

 

ソースによってはPCスケール補正+cb(gain)+6+100 cr(gain)+6+100すると激しく色が飛んでしまう事があります。ですが、少なくとも、これが※限界という事には違いないでしょう。

 

※色合いが淡いソースの場合は上に書いた数値が補正限界値と考え、濃いものは左図のように波形表示プラグインでの限界ライン(0ラインと255ライン)を見て調整するほうが良いです。

Y値、Cb値、Cr値、全て0及び255ラインまで到達してます。

 

俺様スケールでキャプチャした場合も波形表示プラグインを使用すれば、輝度と彩度の限界値がわかります。色が飛んだり、白とびしたり、黒潰れしたりが、

 

グラフでわかります。

 

激しくわかりやすいです。

 

波形表示プラグインこそ最強の色補正補助プラグイン。

 

素晴らしいですよ!

彩度を上げる限界値がはっきりしたので、PC専用の色補正はこの範囲で行えばよいという事になります。後はTMPGEncのYUV色相で色相を調整して終わりです。うーん、AviUtlの色相だと今一な感じ。

 

 

 

 

さて、ここまでで、95%は自分なりな色補正方法の説明が終わりました。

 

 

1)SAA7130-TVPCIの調整のところで書いてますが、ヒストグラムを見て白、グレー、黒のRGBのバランスを取る。

2)波形表示プラグインを使って輝度の最大値と最大値を調整する。(真っ白シーンと真っ黒シーンで調整)

3)波形表示プラグインを使って彩度の最大値を超えないように補正する。(真っ赤や真っ青シーンがやりやすいです)

4)放送局やパターンジェネレータの発信するカラーバー、及び、自作SMPTEカラーバーをMPEG-2にエンコードしてDVDやD-VHSから出力させ、各々に対しPCスケール(0〜255)範囲内でのCCIR601(16〜235)範囲でキャプチャするように設定する、事で、色情報を最大限に取り込むようにする、及び、キャプチャ時の白飛び黒潰れを防止する、及び、ソースによる輝度と彩度のバランスが把握できる。さらにDVD用ならTMPGEncの『YUVデータをCCIR601ではなく、Basic YcbCrで出力する』さえすればOKになる。

 

と、まぁ、この4点でPC用DVD用のだいたいの(自分なりの)色補正は説明できたと思います。

後は簡単です。これを踏まえて自分好みに調整すればよいでしょう。

 

が、あくまで自己流ですので頭から信じ込まないように。

こういうのもアリって感じで参考程度と考えたほうがよいかと。

 

 

 

ただし!この補正で色が出ないボードもあります。続に言うBT系という奴です。(や、DV)

色の再現力に優れたチップを搭載したキャプチャーボードはココまでの補正で色がほとんど完成しますが、そうでないボードはここから更に努力と根性でなんとかしなければなりません。

DVとかBT系はここから色を深くする為の補正が始まると思われます。

 

なんにせよ、失われた色を復活させる事ほど難しい事はありません。

 

 

 

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